浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
想像してください。
真夏にマスク・サングラスをつけ、視線を合わさず、コソコソ歩いている人がいたらどう思いますか?
怪しい人ですよね。
これって「他人の視線が怖い」って人がよくやる行動なんですよ。
「自分のことを変に思っているかもしれない」と思って、それを避けるためにやっています。
逆に目立ってしまい、ジロジロ見られて「やっぱり他人は自分のこと見てるんだ」ともっと挙動不審な行動をとります。
悪循環です。
不安を隠そうと思ってやっていることって、逆に不安そうに見えちゃうんです。
それを視線が怖い人は正しい方法だと思ってやってしまうのです。
視線が気になる人は、不安を隠すためにやっていることをピックアップしてみましょう。
そのほとんどが、他人から見たら怪しく見える行動です。
ですから、不安を隠すことはやめましょう。
視線恐怖症克服のコツ
「本当に大丈夫なの?」って思ったら、実験してみるのが一つの手。
スマホなどで動画を2通り撮りましょう。
1.マスクとつけ、サングラスをし、下を向いて目立たたないように歩く
2.マスク、サングラスをはずし、まっすぐ向いて真ん中を歩く
撮った動画を見てましょう。
どっちが目立たない行動でしょうか?
実際にやってみると、体で理解できます。
こちらに具体的な手順を書きました。
・赤面症を克服する3つのステップ
視線が怖い人は人をみる練習は必須です。
こちらにそのコツを書いているので参考にしてください。
・あがり症を克服する一歩 人をみる練習のコツ
視線が気になるなら、視線を避けようとする行動をとらないこと。
むしろ逆の行動をとること。
これが視線恐怖症克服で大切なことです。
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