浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
最近、マスクをつけている人が多いですよね。
風邪予防のための人がほとんででしょう。
しかし、それ以外でつけている人は注意が必要です。
例えば、人目が気になってマスクをつけている人とか。
対人恐怖症の人に多いです。
「変に思われているのではないか?」「自分の表情で相手に不快感を与えているのではないか?」と不安で、マスクをつける。
これ結構います。
マスクをつけることで少し安心しますが、実はこれは症状を悪化させる要因なんです。
変に思われている
→マスクをつける
→安心
→やっぱりマスクがないとダメなんだ、変に思われているんだ、となります。
今は冬だからいいけれど、そういう人は夏でもつけるんですよ。
夏にマスクをつけるともっと目立つのだけれど、そこにはピンと来ていません。
人目を気にしている人は、目立たないようにしているつもりですが、不安を隠そうとすることでもっと目立つようになるのです。
夏でもマスクをして、人と目を合わせず下を向いて、びくびくしながら歩いている。
どう考えても怪しいです。
このため、対人恐怖症の人はマスクをつけるとかそういう行為をやめていくことが必須です。
「そんなことしたら、変に思われる」と不安で仕方ないでしょう。
その不安に立ち向かっていくことで症状がよくなります。
マスクをつけるなら風邪予防にとどめ、それ以外の目的の人は注意してくださいね。
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