浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の改善のコツはパニックが起こる時の感覚に慣れていくこと。
電車や美容室など怖いと思ったとき体の変化が起きますよね。
ドキドキしたり、息苦しくなったり。
それが起こっても大丈夫と思えるようになることが大事。
いくら電車や美容室など「場所」に慣れても、パニックは良くなっていないことが多いのです。
だいたいそういう人は「電車にのっても何も起こらなかったから大丈夫」と思っているだけ。
別の状況でドキドキや息苦しさが起こったら、やっぱり怖いってなります。
ですから場所ではなくパニックそのものの感覚に慣れていくとよいのです。
そうすればどこでパニックが起きても怖くなくなりますので楽です。
ではどのようにすれば体の感覚に慣れていくか?ですが、簡単なものをご紹介。
できるだけ専門家のもとでやることをおすすめですが、例を挙げてみます。
息苦しさやドキドキが不安な人はこんなことしてみるとか。
・マスクをつける
・早い呼吸を60秒間続ける
・ダッシュしてみる
息苦しさやドキドキが出てきますよね。
これが怖いなぁって思った人はどんどん自分で症状を起こしていくと、だんだん慣れてきます。
症状が起こったとしても、いつかは100%発作は収まります。
それを繰り返していくと発作が起こっても怖さがなくなり、結果的に発作が少なくなってくることが多いです。
このやり方は認知行動療法のやり方の一つです。
あんまり一般向けのパニックの本にはついていないので、知らない人も多いかと。
一人でやるにはやや難易度が高めの方法ですが、効果は高いと思います。
「電車は乗れるようになったけれど、パニックは怖いまま」
「良くなったり、悪くなったりを繰り返している」
って人は、ぜひ挑戦してみてください。
一人ではやっぱりできない!って人は相談に来てくださいね。
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