浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
強迫性障害は良くなる病気の代表格と言われています。
簡単に治るって意味じゃないですよ。
勇気と実行力は必要です。
え?そうなの?「一生治らないって思ってた」と思いませんでした?
それが良くなるんですよ!
強迫性障害の治療の知識を持とう!
認知行動療法で、「最後までやり通せば」7~9割の人が改善すると言われています。
厚生労働省のサイトが参考になります。
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_compel.html
内容が難しくてよくわからん!って人はこちらの解説記事を参考に。
強迫性障害はどれくらい良くなるの?薬と認知行動療法の比較
間違った説明を受けていませんか?
よく病院なんかで
「強迫性障害は治らないよ。薬飲んで付き合っていくしかないね」
て言われると聞きます。
それは間違いです。
何十年も前はそのように言われていました。
しかし認知行動療法で薬以上に成果が出ていることが研究でわかっています。
私が患者ならそういう病院には行きません。
「私は強迫性障害を治したことがない」って言っているようなものですから。
子どもの強迫性障害も同様です。
時々「こどもに認知行動療法は効かない」って説明を受けることもあると聞きます。
それも間違いです。
子どもにも認知行動療法が有効なことはわかっています。
無理やりやらせようとしてもダメですけどね。
本人のモチベーションは必須です。
「認知行動療法で治ったのを見たことがない」って説明を受ける人もいるようです。
そりゃそうです。
認知行動療法を専門的にやっていたり、それを本格的に強迫性障害の方にやったことのある人って、それほど日本に多くはないので。
「手洗いを短く」とか「確認を少なく」とか、そんな指示だけでは良くなりません。
だから医療関係者といえど、良くなったのを見たことがないって人も多いのです。
「たくさんやったことあるけれど、よくなったのを見たことがない」って治療者がいたら、それは単に腕が悪いだけ・・・。
薬がなかなか効かないからといって、漢方やサプリメント飲んだり、催眠だったり、○○式治療法だったり、「過去の親子関係が・・・」みたいなカウンセリングをうけても良くならないものです。
効果が実証されているのは、薬か認知行動療法です。
強迫性障害はきちんと知識をもつこと、勇気を出して実行していくことで良くなっていきます。
まずは知識を得ることから始めましょう!
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