浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
人前で話すのが不安な人は人前に出るようにしていくのが克服につながります。
ここでよくある質問。
「これまで小さい頃から人前で話すのが苦手だけれど何度もやってきました。でも全然慣れきません。人前で話す練習しても無駄じゃないですか?」というもの。
結論からいうと、無駄じゃないです。
これまでのやり方がまずかっただけ。
例えば・・・
・下をずっとみて話している
・早口で話している。
・事前準備をやたらしている
・リラックスすることばかり考えている
・「これを飲めば落ち着く」薬やサプリを常用している
・マスクをして表情がわからないようにしている。
・「緊張しないで話す方法」の本ばかり読んでいる
こんなことしながら人前で話したって、慣れるわけがありません。
むしろ、上記のようなことをしていることが、いつまでたっても慣れない要因の一つになっています。
だから今まで自分がやっていた対処法をやめて、新しい方法を試していくとよいのです。
単にこれまでは努力の仕方を知らなかっただけ。
ホント、話すのが苦手って人にはもう義務教育の段階で対処法を教えてあげた方がいいんじゃないかなって思います。
そうすれば何年間も苦痛の日々を過ごさずにすむんじゃないかなと。
決して人前で話すことに挑戦するのは無駄じゃありません。
やり方さえしっかりやっていれば、克服できるようになるものです。
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