浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の方はドキドキしたり、息苦しくなったりすると、とっても不安になります。
人によっては「死んでしまう」「気が狂ってしまう!」て考える人いるんですよ。
でも本当に死んだり気が狂ってしまったりしないのでしょうか?
パニックは壊れた警報機だ!
結論から言うと、どんだけ症状がひどくても気が狂うことはありません。
死んでしまうこともありません。
息苦しくても息が止まることもありません。
よくパニックは「壊れた警報機」にたとえられます。
無害なドキドキ、息苦しさ、汗でも「危険だ!」「このままではマズイ!」「逃げろ~」「ジリリリリリイ」って感じで。
壊れてるのでとにかく何でも反応してしまうのです。
警報機がなると、その場から逃げて安心します。
後で警報機がなった場所や雰囲気が怖くなりますけど。
「危険だ!あの場所には近づくな!」って。
そのうちどこにいても警報機がなり、生活範囲がせまくなっていくのです。
壊れた警報機への対処方法
「でも、その場になるとどうしても狂うって考えてしまって・・・」って人もいますよね。
落ち着いている時に頭で考えれば狂うことも死ぬことないことはわかるけれど、やっぱりその場になると考えてしまう。
そんな人は「壊れた警報機がなってるなぁ」と無視して、そのまま過ごしてみると良いです。
何もしなくても必ず警報機は静かになります。
それを経験するのがパニック障害を克服するカギなのです。
何もしないっていっても、ちょっとコツは必要ですけどね。
警報機が鳴る原因はわかっていません。
原因調べても無意味どころか、もっと不安になるだけ。
「これはストレスが・・・」「幼いころの体験が・・・」とかムダムダ。きっかけや悪化要因になることはありますが。
ネットではあたかも原因があるかのように書いてあるものがありますが、そんなの根拠ないです。
パニック発作はものすごく不快ですが、危険なものではありません。
安心して下さい。狂いませんよ。
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