浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
外出先で「おしっこがすぐに出そうになる」「便が出そうになる」。
これが不安な人いますよね。
日常生活に支障をきたすくらいまでになる人もいます。
だいたいそういう人は、マズイ対処法をしてるんです。
だから悪化したり、いつまでたっても気になり続けるのです。
よくある「マズイ」対処法を3つ挙げてみました。
①トイレの場所をチェックしている
外出前にネットなどでトイレがある場所をチェックしていませんか?
チェックすることで意識することになるのでさらに不安が高まるんですよ。
②いつでもトイレに行きやすい場所にスタンバイ
映画館で出入り口の近くの端の席に座る、電車ではトイレがある車両にいるなど。
これが結構多いんですよね。
③トイレがないところを避ける
トイレがない心配があるところを避けていませんか?
バスツアーなどの長距離だけどトイレがないバスとか。
生活範囲が狭まってくるんですよね。
不安を避けようとするから不安が強くなる
共通点はトイレに行きたくなる不安を避けようとしていること。
不安を避けたくなるのは当然と言えば当然です。
一時的に安心します。
しかし、不安は避ければ避けるほど強くなる性質があるんですよ。
ネットでは避ける対処法ばかりのっていますが、間違いです。
おしっこの不安→不安を避ける対処→おしっこを意識する→おしっこの不安・・・って悪循環。
これらの対処法をやめて、トイレへの不安に慣れていくことが大切なんです。
少しずつトイレの時間を長くしていくとか。
治したいという強い意志は必要ですが、よくなってきますよ。
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