「 2015年09月 」一覧

なぜ堀北真希と山本耕史は恋に落ちたのか?これであなたの心も盛り上がる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

堀北真希と山本耕史が結婚。
「なぜあの二人が!」って思っている人もいるでしょう。

恋人役や夫婦役を演じた共演者が恋に落ちるとよくあります。
これは心理学的な作用が働いているかもしれません。

心理学では恋人同士のように振る舞うと親密さが増すと言われているんですよ。

心理学でこんな実験を見知らぬ男女にやってもらったのです。
・相手に触れる合う、抱き合う
・一緒にじゃれあう
・目を見つめ合う
・秘密を打ち明ける

見知らぬ人同士でもこれらをやると親近感が増すという結果が出ています。

好きになるから抱き合うのではありません。
抱き合うから好きなる、ってこと。

恋人役同士が恋に落ちやすいのは心理学的には合っているといえます。
心理学の実験のようなものを、役の中でやるでしょうからね。
それを数ヶ月も。

恋は気持ちではなく行動から
恋をしたい、夫婦の関係を盛り上がらせたいって人は、この原理を使えばよいです。
恋人同士のように触れ合ったり、じゃれあったり、目を見つめ合ったりすれば、親密さがアップするかもしれません。
例えば「目を見て何を考えているかあててみて」ってゲームを実験でやっています。
実生活でもやろうと思えばやれるかと。
気持ちを変えていきたければ行動から変えていくのです。
実際に恋が芽生えるどうかはこれ以外の要因もありますが、繰り返しやれば親密さがアップする可能性は高くなるでしょう。
ただし見知らぬ人やあなたのことを嫌いな人の場合、犯罪や単にセクハラになってしまう場合があるのでご注意を。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


音楽を聴きながら運転できます? 強迫性障害は中途半端が治すカギ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の人は、強迫行為を「きちんとやらなきゃ」って思ってます。
だから手洗いや確認中に誰かに話しかけられたり、雑念が浮かんでくるとやり直すのです。
車の運転が怖い加害強迫の人は、音楽を聴きながら運転するのって怖くありませんか?
「誰かをひいたかもしれない音を聞き逃したのでは?」と不安で。

「ちゃんとやれてないのでは」「なんかすっきりしない」って感じません?
100点が良いので、中途半端がものすごく嫌なんです。

強迫性障害の治療は、不安なことに挑戦していきます。
ってことは、中途半端にいろんなことをやるのが治療にもなります。

中途半端にする練習になるのが「ながら作業」。
誰かと会話しながら鍵を閉めてみる。
音楽を聴きながら車の運転してみる。
一つのことに集中しないで、行動するのがコツです。
「ちゃんと確認しよう」という強迫行為の邪魔をしてくれます。

強迫に限らず不安な時って一点集中になるんですよ。
集中しちゃうともっと不安にとらわれてしまいます。
「ながら作業」をやると不安は一時的に強くなりますが、慣れてくるとむしろ不安へのとらわれが少なくなってきます。
不安以外のことを考えられるようになるから。
このため集中しないで、いろんなところに注意が向くようになると、良い方向にいくのです。

複雑な感じの人になると「自分は『きちんと』中途半端にできているのだろうか」と100点の中途半端をやろうとする人もいますので、そのあたりも中途半端に。

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他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


簡単!温かい気持ちなる方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

気温によって気分が変わってくるって思いませんか?
これって気のせいじゃなくて本当なんです。
心理学の実験でそのような結果が出ています。

・あたたかくなれば明るくなる
・暑すぎると攻撃的になる
・親近感がわきやすい

南国の人がみんな明るい人ばかりかといえばそうではありませんが、気温によって心理的な変化はあるようです。

よく「心が寒い」って表現されますが、孤独感がある人は本当に体感温度が低くなります。
そんな人があたたかい飲み物を渡されると、冷たい飲み物をだされるより気分は良くなるのです。

これについては以前も書きました。
恋をしたければ沖縄であったかいスープを!

この理屈は相手に何か頼みごとやお願い事をするときも役立つかもしれません。
お願いごとをする前に部屋をあたたかくしておき、温かい飲み物を飲ませと、相手はあたたかい気持ちになります。
準備ができたらどっか旅行いきたいなぁとか、もっとお小遣いほしいなぁって、お願いしてみましょう。
温かい気持ちになっているので、もしかしたらOKの可能性が高くなるかもしれませんよ。

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パニック障害の自分に合った練習方法の見つけ方 

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人で「発作が起こったら誰も助けが呼べないのが怖い」って人がいます。
そんな人は誰かと一緒にいられない状況が怖いため、人と一緒にいようにします。

逆に「発作が起こって誰かにみられるのが嫌だ」って人は、人がいるところを嫌がります。

人によってどういう状況が不安かは違いますよね。
パニック障害の治療は不安に慣れていくこと。
自分に合った練習方法をしていかなくてはいけません。

どういう状況が怖いのだろう?
どういうことから逃げているのだろう?

って考えてもらえると、自分に合った練習方がわかります。
不安場面をリストアップしていきましょう。
怖いところ、避けていることに挑戦していくと良いのです。

例えば、誰もいない状況が怖い人であれば、助けを呼べないような状況に挑戦するのが練習になります。
逆に誰かに発作を見られるのが怖い人であれば、発作がおこりそうな場面で見られたら嫌な人と一緒にいるのが練習となります。

「そんなの怖くて出来ない」って思ったら、ハードルを少しずつ下げてやっていくと良いです。
ただし最終的には練習しましょう。

パニック障害といっても症状や不安は人それぞれ。
自分に合ったやり方で治療していきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。