浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の人で「発作が起こったら誰も助けが呼べないのが怖い」って人がいます。
そんな人は誰かと一緒にいられない状況が怖いため、人と一緒にいようにします。
逆に「発作が起こって誰かにみられるのが嫌だ」って人は、人がいるところを嫌がります。
人によってどういう状況が不安かは違いますよね。
パニック障害の治療は不安に慣れていくこと。
自分に合った練習方法をしていかなくてはいけません。
どういう状況が怖いのだろう?
どういうことから逃げているのだろう?
って考えてもらえると、自分に合った練習方がわかります。
不安場面をリストアップしていきましょう。
怖いところ、避けていることに挑戦していくと良いのです。
例えば、誰もいない状況が怖い人であれば、助けを呼べないような状況に挑戦するのが練習になります。
逆に誰かに発作を見られるのが怖い人であれば、発作がおこりそうな場面で見られたら嫌な人と一緒にいるのが練習となります。
「そんなの怖くて出来ない」って思ったら、ハードルを少しずつ下げてやっていくと良いです。
ただし最終的には練習しましょう。
パニック障害といっても症状や不安は人それぞれ。
自分に合ったやり方で治療していきましょう。
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