浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の人は、不安から逃げること以外の手段を知っていますか?
カウンセリングを受けている人から聞くと、
「これまでどうやったらパニックを避けることができるかばかり考えていた」
と、おっしゃいます。
え?病院に行ったらフツウ対処方法教えてくれるんじゃないの?って思いませんでした?
だいたいは薬を飲むよう指示されておしまいです。
良くなったら薬が減り、悪くなったら増える。
お守り代わりの頓服が手放せなくなっていません?
そうするとだいたい対処方法をネットで調べます。
ネットの口コミを見ていると、だいたいは「不安な場所に行く前に薬を飲む」とか、「映画館でははじっこにすわる」とか、結局パニックを避けることしか出ていないものです。
カフェインを避けるなんてのもそう。
避けなくてもパニック障害を良くする方法も効果として科学的根拠があります。
例はこちらの記事。
http://www.heartcompany.co.jp/urawasinri2015/02/13/post-0/
それだけならともかく、怪しげなものがもりだくさん。
パニックは自然に治る人もいるので、怪しげなことやっても良くなる人はよくなっちゃうんですよね。
気の持ちようってやつです。
もちろん、そんな方法で良くなっているなら構いませんが、パニックを避けているうちは、ず~っと「パニックが起こったらどうしよう」って不安から逃れないのです。
調子が良い時はやりすごせますが、ちょっと調子が悪くなると、崩れます。
だからパニックを避ける以外の方法を知るべきなんです。
パニック発作が起こったらどうやり過ごすかをきちんと学びましょう。
そうすることでお薬に頼ったり、不安なことから逃げたりしている生活から抜け出すことができます。
あ、お薬がダメっていっているわけではなく、それ以外の選択肢も治療方法としてあるので知っておいたほうがいいですよーってことですからね。
パニックを避けずにやりすごすやり方は、カウンセリングでないと学べないことがほとんどです。
認知行動療法をやっているカウンセラーのもとに行って練習していきましょう。
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