やらなきゃいけないことを先延ばしにしてしまう人必見ですよ。心理学的対策について

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

夏休みの宿題はギリギリにならないとやらないタイプのあなた。
仕事、家事、運動、勉強・・・。
大人になってもやらなきゃいけないことをついつい先延ばししていませんか?

そんなあなたに先延ばしをしないすむ確率を上げる心理学的方法を伝授します。

①具体的に計画する

具体的にやることを決めると実行する確率が上がります。
例えば「毎日ジョギングする」って目標ではダメ。
「毎日夜の7時に〇〇から〇〇までジョギングをする」のように、日時、場所をできるだけ具体的に計画を立てます。

ここでよくある失敗は無理な計画を立てること。
毎日ジョギングなんてこれまでやってこなかった人がやる確率はものすごく低いのです。

意志が弱いなぁって思う人は、最初から無理な計画を立てないのがポイント。
「毎日」ではなく「週1回」とか9割くらいの確率でできることから始めましょう。

②サボり対策を考えておく

サボりそうな理由をあらかじめ考えておきましょう。
「暑いから・・・」
「めんどくさい・・・」
考えがちです。
その時の対策も一緒に考えると良いです。

対策は環境を変えていくことがおすすめです。
例えば「基本は〇〇さんと一緒に走る」とか、強制性が伴うと実行する確率が高まります。
モチベーション系の対策については「ジョギングをやり続けるとこんなよいことがある!」と、やり続けるメリットを考えることが確率を上げると言われています。

③人に話す
人に話すと「やらなきゃ」って思いますよね。
家族、友人に話す。
ブログやツイッターをやっている人であれば書いてみるとか。

④記録に残す
実行記録を常に書くとやる確率がアップするって言われています。
さらに誰かに毎日報告するとか、記録を家族に見えるように置くとか③とからめるとよいかも。
これもSNSを利用してもいいですね。
記録を書くことをサボるリスクもありますが・・・。

さて・・・
「ふ~ん」「後でやろう」「時間があったらやろう」で読み終わろうしているあなた!
おそらくそれがあなたの弱点です。
今すぐに一つでも良いから計画立てましょう!
どんな場面でも使えますよ~。
①具体的に計画
②サボり対策
③人に話す
④記録をつける

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