浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
対人恐怖症とか社交不安障害とか「他人の目が気になる」って人に共通していることがあります。
それは「他人の目を見ていない」ってこと。
「変に思われている」と思われるのが怖いから他人を見られないのです。
よくよく考えればおかしいことなんですよ。
他人を見ていないのに「他人は自分のことを否定的に見ている」と考えているのですから。
自分の世界で「変なやつって思われているに違いない」と、どんどん想像をふくらましていきます。
ある意味妄想の世界なんですよ。
どれだけ他人が自分のことを見ているか確認したことあります?
悩んでいる人のほとんどがないでしょう。
「見てみたらこっちを見ている人がいた」ってことがあるかもしれません。
それは何人中の何人くらいですか?
こちらを見ていた理由は自分が不安に思っている理由以外はありませんか?
不安が強い人は外ではなく自分に注意が向きます。
「どう思われているか?」と考えてるってことは自分に注意が向いていますよね。
他人の目が気になる→自分に注意が向く→不安が強くなる→他人の目が気になる・・・悪循環です。
だから他人を見て、外側に注意を向けていくと良いのです。
「他人は自分が思っているほど、自分のことなんか気にしていない」
アタマで理解するのではなく、実際人をみる実験をしてみましょう。
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