幸せを感じやすい人、感じにくい人の特徴

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

同じ状況でも幸せと感じる人と感じない人がいます。
幸せを感じにくい人の特徴の一つ。
「他人や過去の自分と比較する」こと。

どんなにお金をもらっても幸せを感じられない人の特徴

ちょっと心理学実験をしてみましょう。

想像してみてください。

あなたは月の給料が30万だとしましょう。
年に一回給料が下がり、一年後は25万、2年後は20万となりました。
どんな気分になります?
「自分は不幸だ」と思いません?

では、あなたの月給が20万だとしましょう。
年に一回給料が上がり、1年後は25万、2年後は30万になりました。
どんな気分ですか?
幸せって思えなくても悪い気分にはなりませんよね。

3年間にもらう給料は同じでも、過去と比較することで幸せかどうかは変わってくるんです。

もう一つ想像してみください。
どっちが不満度が高いと思います?

①あなたの月給は20万。
同じ仕事をしている同僚の月給は15万だった。

②あなたの月給は30万。
同じ仕事をしている同僚の月給は50万。

給料は②が高いのに「どうして自分ばかり低い評価なんだ!」と不満度は高くなりません?
他人と比較することで満足度は違うのです。
お金じゃないんです。

幸せになるポイントは過去より今、自分がどうしたいか

「自分は不幸だ」と感じるのは、過去や他人と比較しているからではありませんか?
過去や他人と比較しているうちは、いつまでたっても幸せを感じられないかもしれません。

過去にひたるのではなく、今・これからを楽しむ。
他人がどーこーではなく、自分がどうしたいのかを大事にする。
幸せになるポイントです。

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