「 2015年06月15日 」一覧

リバウンドしにくいダイエットとは?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日、健康診断の前だけ健康的な食事をしても逆効果ですよ~ってブログで書いたら思わぬところからクレームが。
ある職員から「私たちの事書いたんでしょ。盗み聞きして」と。
誤解なのですが、それほど「自分に当てはまっている」と思ったのでしょう。
「脂肪を燃焼させる」と書いているお茶を飲んでいるのを私が見ると、はっと気づいたのか「これも無駄だと思ってるんでしょ!とさらに責められます。

まぁ、確かにムダと言えば無駄ですが・・・それをいうとさらに炎上しそうです。

問題となった記事はこちら。
「野菜を食べればケーキが食べたくなる心理とは?」
http://www.heartcompany.co.jp/urawasinri2015/06/01/post-0/

で、「じゃ、どうやったらやせられるの!」と。
みんながききたいところだと思います。
過食症の人も見ているブログなので、ダイエットについて書くのは微妙なのです。
でも、ダイエットも過食症の治療も共通点があるので書いてみます。

〇〇ザップをやってもリバウンドは必至

どのダイエット方法もほとんど失敗することがわかっています。
一時的にやせても、リバウンドするんです。
「絶対リバウンドしないダイエット」ってたまに見ますが、詐欺みたいなもの。

では、何をすれば良いのか?
基本的にやせるには食事制限をして摂取エネルギーを減らすか、動いて消費エネルギーを増やすかしかありません。
脂肪を燃焼させる〇〇を飲む、漢方、サプリメント、脂肪をもむ、なんてことしても無駄です。

そこで食事制限でも、運動でも「一生できるか?」を考えてみましょう。
炭水化物を一生抜いてもやっていけます?
肉類抜きでやっていけます?
DVD見て運動することって一生できますか?
一生、〇〇ザップ的なことできます?

できない可能性が高いなら、リバウンドするのでやめましょう。
過食の原因となりかねません。

食事制限では明らかに食べ過ぎているところを見直しましょう。
何が食べ過ぎかわからない時は食事記録をつけると良いです。
ただし「ケーキは食べない」など特定のものを避けてはいけません。

運動であれば、ハードなものをやる必要はありません。
ジョギングなどの運動するのでなくとも、20分のウォーキングをする、などできそうなところに短期目標を立てましょう。

しつこいようですが、続けられることに絞ること。
何十年もできそうにないことやめましょう。

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