食べ過ぎた後の考え方のコツ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

過食症の人は、少しでも食べ過ぎてしまうと「今日はもうダメだ。もういいや」と考え、過食に走りがち。
ちょっとしった失敗を「台無し」と判断してしまうのです。
白黒思考とか完璧主義的なところがあるんですね。

過食症の治療は長期間にわたることが多いです。
よくなった後も、時々過食をしてしまうことはありえます。
「一生治らない」と決めつけたくなります。
そんな時に、過食をしたことを過度に気にしないことが必要です。

過食症を治すコツは過食をした後が大切。
食べ過ぎた後は自分を責めないようにしましょう。
自分を責めず、なぐさめの言葉をかけたほうが、次につながることが心理学の実験で実証されてるんですね。
白黒はっきりつけず「まぁ、こんな日もある」程度にしておきます。
いわば「いい日もあるし、悪い日もある」ことを受け入れていく訓練です。

「そんな風に出来ない。自分は白黒思考を治せないから一生治らない」という白黒思考にも気をつけましょうね。
白黒になってしまう日もあれば、そうでない日もある。
そんな風に考えるのがコツです。
あせらず治療していきましょう。

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