浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の人は美容室が苦手であり続ける人が多いです。
なぜ苦手なままなのか?
「髪はずっと自分で切ってる」って人は、ずっと不安なことから逃げているので、それは不安のままです。
でも美容室にいっているのに不安なままって人もいますよね。
それは、美容室に行こうとしたとき、行ったときの対処方法がまずいのです。
パニック予防がパニック障害を長引かせる
あなたが美容室に行く前、行っている時にパニック発作が怖くて、予防していることはありませんか?
それがいつまでもパニック障害を克服できない理由の一つになっています。
よくやってしまう、マズイ予防例を挙げてみます
1000円カットにいく
10分で終わるからって理由で行ってしまう。
普通の美容室にいけなくなります。
頓服使用
行く前に使用して安心します。
しかし次第に「頓服がなきゃ不安」になります。
カラーやパーマを避ける
「時間がかかるから」って理由が多いようです。
安心グッズをそばに置いておく
水や薬を近くに置いて安心しますが、「ないと不安」となってしまいます。
共通していることがあります。
動悸、息苦しさ、目まいが起こらないようにしよう、起こってもすぐに逃げられるようにしよう、って考えていること。
パニック障害の治療は、症状があっても対処できるようになることです。
動悸や息苦しさを起こさないようにしていては、いつまでも克服できません。
例えある程度よくなったとしても、調子に左右されてしまいます。
予防することはやめて、症状の対処法を実践する良い機会ととらえましょう。
対処法がわからない場合はご相談くださいね。
1000円カットを好きで行っている人はどうするか?って疑問に思ったら。
パニックが治ってからいきましょう。
1000円カットが悪いわけではないので。
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