「 2015年01月 」一覧

パニック障害のためのCT・MRIを克服するポイント

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニックの人がCT・MRIを克服するにはコツがいる
CTやMRIが怖くて、検査が受けられない。
パニック障害の人が多いでしょう。

あの狭い場所でパニックになったらどうしよう・・・。
そんな風に考えてCTやMRIを回避します。

避けていても通常は生活に困らないかもしれませんが、本当に検査が必要な時に困ります。
克服しておいた方がよいです。

パニック障害の人がCTやMRIを克服するポイントについて抑えておきましょう。

CTはどのあたりが怖いと感じるのか?
先日、私もCTをとりました。
レントゲンと一緒にとれるみたいです。

「特に狭いところが怖いとかないですか?」と聞かれました。
怖くないことを告げると、身体を固定して検査が開始です。
しばらく経って思ったこと。
・・・いつ終わるんだ?
何も説明がなかったので不安に。
どれくらいかかるか事前に説明してくれるといいのに。

ここまで読んで、パニックの人は怖くなったでしょう。
まず狭いところで体を固定されることが不安ですよね。
動けないことでパニックになることへの恐れが強まります。

それと病院によって違うと思いますが、私はどれくらいで検査が終わるか知らされませんでした。
どれくらいで終わるか予想がつかないところも不安要素でしょう。

どのようにして克服していけばよいのか?
CTやMRIは克服しようにも、普段練習できません。
基本的にはぶっつけ本番です。

しかし、パニック障害の人でCTが怖い人は日常生活でも怖いところがあるハズです。
電車とか車とか人ごみとか狭くて暗い場所とか。
そこを挑戦していき、ある程度自信がついてきたら挑戦すると良いでしょう。

それと「ドキドキ・息苦しさがあっても大丈夫」を目指すことが必要です。
パニック発作が起こってはいけないと考えているうちは、いつまでたっても克服できません。
「パニック発作が起こらないようにする」のではなく「起こってもやり過ごせるようになる」ことがポイントです。
これができるようになるには、専門家の元でないとちょっと難しいかも。

CTやMRIの本番はやり通しましょう。
途中で逃げ出すともっと怖くなります。

きちんと練習し、勇気をだして挑戦すればだいたい検査は受けられるようになります。
やれるところから挑戦していきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。


効果的な正月太りの解決方法

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ダイエットは効果がない!
正月太りが気になったらどうすればよいのでしょうか?
こんな時に出てくるのは「正月太りを治すダイエット」。
なんか恒例行事ですね。

これだけダイエット法が毎年出てくることからわかるように、ダイエットは効果がないのです。
一時的に痩せることはできても、ほとんどの人がリバウンドしてしまうことがわかっています。
数年間の間、多くの人がリバウンドしない方法なんてものは今のところないのです。

なぜ効果がないのか?
太ったからといって、急に炭水化物や甘いものを抜くと、体重は減るでしょう。
しかし、その後もっと炭水化物や甘いものを食べたい衝動が強くなります。
我慢した分たくさん食べる→罪悪感→やけになってもっと食べる、となるかもしれません。
それを繰り返していくと過食症になる可能性があります。
「嘔吐をすると食べたものがチャラになるのでは」と考えると嘔吐もするでしょう。
そうするとどんどん悪化していきます。
一日中食事のことを考えるようになり苦悩が続きます。

一生できるものでなければ、必ずリバウンドしまうのです。

「それでも正月太りを何とかしたい」という場合はどうしたらよいのか?
正月に太ってこりゃまずいなぁと思ったら、ダイエットをするのではなく暴飲暴食をやめるだけにしましょう。
いつもの食生活に戻せばよいのです。
ケーキやパン、ご飯、肉など禁止しないで、いつも通りに食べるのがポイントです。
数ヶ月後にはちょうどよい体重に落ち着いてきます。
こんな簡単なことでよいのです。
精神的にも安定を保ちやすいです。

これは過食症の治療でも同じです。
低体重の人でなければ、過食をやめて甘いものや炭水化物をフツウに食べるだけで体重が落ちることがあるくらいです。
嘔吐したってカロリーの半分は吸収されていますからね。
フツウに食べたほうがいいわけです。

まずは暴飲暴食をやめることからはじめましょう。

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対人恐怖症・社交不安障害の考えのクセ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

対人恐怖症や社交不安障害の症状を悪化させていることがあります。
それは自分の感覚で他人にどう見られているかを決めつけていること。

典型的な例を挙げます。
「自分が不安なんだから、相手に伝わっているに違いない」
「自分の顔がひきつっている。相手もそれに気づいていて不快に思っている」
「顔が熱い感じがする。赤面しているに違いない。相手もそれを見て変な人だと思っている」

こんな風に考えるクセがついているんですね。

このクセがあるので顔を隠すようなことをします。
下を向いたり、暗い場所にいったり、対面に座らないようにしたり。
そうすることで症状はひどくなっていくのですが。

こんな考え方をしている人は次のように問いかけてみましょう。
相手が自分の不安に気づいている根拠は何でしょうか?
「自分の感覚」だけになっていませんか?

自分の感覚だけで決めるのは無理があります。
あなただったら他人の表情をず~とチェックしていますか?

それでも不安!って人は、相手が自分の不安に気づいているか確かめてみましょう。
確かめるためには相手を見なくてはいけません。

その時「相手が目をそらしたから自分の不安に気づいたに違いない」
と考えたら、相手が目をそらした理由は他にもないか考えてみましょう。
あなたはずっと相手を見ているでしょうか?
ずっと目をそらさず話している人ばかりですか?

「以前表情を指摘されたことがあった」という人は「以前経験があったからすべての人がそう思っていると決めつけてよいのか」と考えてみてはどうでしょうか。

自分の考えが本当かどうか、他の可能性がないかを振り返ってみましょう。

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心が疲れたときはどのような環境にいけばよいのか?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私は年末に実家である青森に帰省。
六戸町という八戸から内陸にはいったところ。
環境が違うと地元の人が気付かない発見があります。
まずはコレ。

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馬刺しです。
フツウにスーパーで売っています。
私は県外に出てフツウはスーパーに馬刺しが売っていないことに気づきました。

それとユルキャラっぽいやつ。
車社会なのに駅にあるから地元の人はあまり気づきません。
帰省するたびに新しいものを発見します。

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いかずきんズって・・・う~ん、個人的には微妙ですが、どうですかね。

着ぐるみ着て墨を出すとかすればいいのに。
プロレスとかに出ると面白そうです。
「ぷしゃー」って墨出して。
某人気キャラクターのパクリっぽくて、はやらないか。

あとお土産屋。
地元にいるとどんなお土産があるか知らないもの。
最近はこんな発見が・・・
IMG_0733.jpg

名前もお菓子も某有名菓子のパクリとして思えませんが・・・。
大丈夫なんですかね。
お土産としてはいいけれど「青森の人ってまんず好きだすなんて言うの?言ってみて」と言われそうでめんどくさい。
「まんず好きだす」なんて、告白している人は見たことありませんよ~!

地元の人がなかなか気づきにくいものが目に入る中、首都圏と変わらないものがあります。
「ココロの病気の人は多い」ということ。
職業柄か、帰省中もココロの病気になっている人の情報が入ってきます。
「田舎に住んでいると心が穏やかになるからココロの病気にならない」とか「自然の緑を見ている子は衝動的にならないから、ココロの病気になりにくい」とか、全く根拠はありませんからね。

どこにいても悩みはつきものです。
心の病気になって環境を変えたい時は、「田舎にいく」ということが重要ではありません。
その人にとってどこが「ココロが落ち着くのか」、少なくとも「今よりもマシなのか」が重要です。

ココロが疲れた時、自分にとってどこにいると心が穏やかにいられるのか、振り返ってみましょう。

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新年の抱負を実現する6つのステップ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

あけましておめでとうございます。

新年の抱負は考えていますか?
今年何かかなえたいものがあれば抱負を考えましょう。

ただ毎年考えるものの、ついついサボって実行しないってなっていませんか?
そんな人のために心理学的データに基づいた、抱負を実現する可能性を高めるための6つのステップについてご紹介。

新年の抱負を実現する6つのステップ

①「○○しない」ではなく、「○○する」を目標にする
「○○をしない」と考えるともっとしたくなるのもの。
気にしないようにしようと思うともっと気になります。
「○○をしない代わりに○○をする」にしましょう。
何をやればよいか明確になり、変化を起こしやすくなります。
例:休日にダラダラしないようにする→今年は運動してマラソンに出場する

②小さいステップにわける
大きな目標を立てた場合、実現しようと思うと途方に暮れて結局やらないとなりがち。
この場合は小さいステップにわけましょう。
一番最初のステップは9割の確率で出来そうなものを選びましょう
例:フルマラソンに出場する→週に2回、走る

③小さく分けたステップを具体的に考える
小さいステップを考えたら、それを具体的にした方がよいです。
具体的に考えた方が実行する確率が高くなるという心理学のデータがあります。
例:土曜と日曜の9時から○○公園の周りを1周走る

いつ、どこで、誰と、どれくらい、と具体的に考えましょう。

④誰かに宣言・公表する
やることを具体的に考えたら、それを他人に宣言しましょう。
これも実行する確率を高くするデータがあります。

目標を書いた紙を目につくところに貼っておき、自分にも他人にも見せるようにする
ブログやツイッター、フェイスブックにやることを書き込む

他人の目を気にする人には効果テキメンかも!?

⑤サボってしまいそうな時の対処法を考える
いくら目標を立ててもサボりそうになることがあります。
そんな時のために対処法を考えるとよいでしょう。
駄目だった時に何をすればよいか?について考えることも実現する可能性を高めるデータがあります。
例:サボりそうになったら、家族に話して後押ししてもらう

⑥その日の気分で実行するかどうかを決めない
気分で決めると「やらない」となります。
調子が悪いから、天気が悪いから、最近仕事で疲れているから。
いくらでもやらない言い訳が浮かびます。
これを防ぐために前日にはやることを決めておき、気分ではなく計画どおりにやるようにしましょう。

これらのステップは特に有効な人がいます。
それは自分がついつい誘惑に負ける方であると自覚・認めているしている人。
変に自信がある人は、逆に失敗しやすいみたいです。
自信がない、マイナス思考の人の方が実現しやすくなるかも!?

ボチボチ心が穏やかになれるよう、一歩ずつ進んでいきましょう。
今年もよろしくお願いします。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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