浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
イライラしたり、怒りがこみ上げる時に、さらに悪化してしまう行動があります。
それは怒りを吐き出すこと。
「え!?怒りって吐き出した方がすっきりするのでは?」と思っていた人いません?
心理学の実験では逆の結果が出ています。
・怒りについて話したり考えたり、叫んだりする
・怒りの解消のためにサンドバックを叩く
これらの行動をした後は攻撃性が増しているのです。
誰かに話したらすっきりする反面、「やっぱりあいつが悪い!」と怒りが込み上げてきた。
怒りをモノにあたったけどすっきりするどころか、悲しくなってきた。
感情をぶつけたらかえって関係が悪くなった。
このように怒りをぶちまけることが良い結果とならなかった経験ありませんか?
言いたいことを言っても無駄で感情を押し殺せということではありませんよ。
怒りをそのままぶつけても逆効果ということです。
ここでは触れませんが適切な表現をすることが必要です。
また怒りをぶつけるくらいであればまだ静かに座ったり、別のことをして気をそらしたりした方がよっぽどよいのです。
あと怪しくない瞑想技法も良いかもしれません。
技法についてはこちら。怒りがある時は30分くらいはやってください。
http://www.heartcompany.co.jp/urawasinri2014/05/03/post-0/
怒りを吐き出す行動は怒りを強め、穏やかな行動は怒りを収めると覚えておきましょう。
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