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満腹感が怖いけどすぐに感じてしまう!それはダイエットのせいかも

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

摂食障害の多くの方が満腹感を嫌います。
満腹感=太ったと考えてしまうから。

だから満腹にならないように調整しようとします。

しかし、摂食障害はこの満腹感が正常に感じられなくなっているんです。

例えば、長期間ダイエットなどであまり食べない状態を続けていると、腸の働きが悪くなります。
働きが悪くなると食べ物の消化がゆっくりになるので、長い間胃に食べ物が残ってしまいます。
そうするとちょっと食べただけでも満腹感が出てきます。
「満腹だ!太った!大変!吐くかダイエットするかしなきゃ!」となります。
本当は満腹ではないのにそのように思うので、空腹感が続くこともあるんです。

満腹感があるから食べない→胃腸の調子が悪化→満腹感が出てきやすい→満腹感をおそれて食べなくなる・・・と悪循環。
食べることが怖くなり摂食障害は悪化します。

このように摂食障害になると満腹なのか空腹なのか、よくわからなくなってきます。
だからお腹の具合で食べるか食べないかを決めない方がよいわけです。

この状態は規則正しい食生活に変えていくだけで改善します。
ちょっと時間はかかりますけど。

長期間ダイエットをしていて、ちょっとしか食べてないのに満腹感が出るようになったら注意しましょう。
それは体が小食になれた、とは限りません。
胃腸の働きが悪くなって満腹感が出てきやすくなった結果からかもしれませんよ。

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