浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
パニック障害の治し方の一つは嫌な体の感覚があってもやりすごせるようになることです。
例えば電車に乗っている時に
「症状が出なかったらOK」ではありません。
「症状があってもやりすごせたらOK」なのです。
症状を怖がっているうちは、ちょっとでも嫌な感覚があると「またパニックが出てきたのでは?」と不安が続きます。
パニック人はいつも体調を気にします。
「今のドキドキはパニックでは?」
「このふらつきはパニック?」
「体調わるいとパニックになるかもしれない」
意識が体にいきやすいんです。
そうするとさらにドキドキしてきたりと症状が悪化します。
「症状が出てきたらダメだ」
「電車からおりないと大変」
「頓服薬を飲まないとおさまらないに違いない」
と考え、もっと不安が強くなるのです。
パニックの再発を繰り返している人によく見られます。
だからちょっとした体の変化があっても大丈夫と思えるようにしていくことが必要です。
「症状をゼロにしようとしない」
「症状があっても今やっていることを続ける」
「むしろ症状を自分でだしてみて、症状がでてもやり過ごせることを学ぶ」これらができるように心がけていくとぐっとパニック発作が怖くなくなってきます。
一人でやるとうまくいかないことも多いので一度ご相談に来てください。
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