引っ越しうつを予防する3つコツ

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

8月は引っ越しが多い時期。

私は埼玉に住み始めて8年くらいになりますが、8年間で5回引っ越しをしています。
職場は一緒なんですけど。
さかのぼると実家を出てから14~5回も引っ越し経験があります。
以前は各地を転々としていました。
仕事の関係など仕方のないことが多かったので大変でしたね。
あまりにも引っ越しが多い&メールなどの連絡もほとんどしないので同級生から行方不明として扱われることも。

さて、本題ですが引越しはうつ病のきっかけとなりやすいといわれています。
環境の変化というのは大きいのです。
特に女性に多いようです。
転勤族の妻とか。

ぽつんと知り合いもいないところに一人。
自宅にいても話す人がいない。
夫は仕事にいって知り合いが増えているが、自分はなかなか増えない。
自分だけが取り残されているようで強烈にさみしい。

以前の環境とどうしても比べてしまいがちになります。
「以前の方がよかった」と。

「引っ越しうつ」というやつです。

そんな人のために引っ越しうつにならないための3つのコツについて。

①あせらずゆっくりと慣れていく
なかなか新しい生活に馴染みにくいもの。あせってあれこれ手をだすと引っ越し疲れもあって息切れをおこしてしまいがち。ゆっくり馴染んでいきましょう。

②知人を作っていく
習い事やサークル、パートなど新しい人間関係が作られると安定しやすくなります。

③今の環境の「あるところ」を探していく
例えば都会から地方に行った人は「スタバがない」など「ないもの」を見がち。その土地その土地での良い所があるものです。「おいしい野菜が安く食べられる」など「以前のところにはなくて、今のところにはあるもの」のように「あるもの」を探してみましょう。

ちなみに私は引っ越したらまず歩きまわるようにしています。「こんなところにこんなものが」と新しい発見があります。
あとおいしいお店も探すようにしています。
チェーン店はなくても、おいしいお店はあるものです。

引っ越しされる方は参考にしてください。

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