暑いのが不安なパニック障害の人はサウナへ?

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

パニック障害の人で暑いの不安で外出を控えている人は今のままではいけません。

おそらく暑さが刺激となって息苦しく感じ、それがパニック発作につながると思ってしまうので、暑いところを回避するのだと思います。
しかし、暑いところを避けていてパニック障害が突然治った!ということはありません。
当然、治すためには不安な場面に直面していかなければいけませんので。

暑さが不安場面の場合は、暑さで苦手な感覚が起こりそうな場面であれば何でもOKです。

今年の夏は暑くなるかわかりませんが、夏は暑いのが苦手な人にとっては治すチャンスです。
何度も不安場面にチャレンジするチャンスがあります。

もしかしたらドキドキ、息苦しくなるかもしれません。
仮に発作が起こってもパニック発作は必ず収まります。
何もしなくても。
これは体験してみると良いです。
良くなる体験の仕方にはコツがありますけど。
きちんと練習していくうちに発作が恐怖から不快な感覚程度になってくることが多いです。

ちなみにもしも夏が暑くなかったら、暑いのを体験できるような状況にいくとよい練習になります。
サウナ、温泉、暖房の効いたところにいくとか。
もちろん脱水には注意が必要です。

一人でもできないこともありませんが、うまくいかないことも多いので、できれば認知行動療法の専門家のもとで練習していきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
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