浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
「自分でうつ病のチェックテストをやったらうつ病に当てはまったけど、うつなんだろうか?」と思ったことありません?
時々医療機関でもチェックリストだけの結果を見て「あなたはうつ病です」と言われることがあるようです。
これはやや乱暴なような気がしますが、診断について私はやってよい立場ではないので詳しいことはいえません。
ただ知っておいてほしいのは、チェックリストで「うつ病」となっても必ずしもうつ病なわけではないのです。
大人になってからうつのチェックリストをやると結構うつ度が高く出ちゃうのです。
「気が沈んで憂鬱だ」
「朝に気分が晴れない」
「何となく疲れる」
「生活が充実している」
「いつもよりイライラする」
うつチェックでよくある項目です。
どうですか?「よくある」って思いません?
結構多くの人は「当てはまるなぁ」っとなります。
むしろ「いつも気分が晴々していて、疲れもせず、毎日楽しくて充実してます!」って人はそんなに多くないんじゃないかなぁって思います。
実際に昔勤務していたところで職員にうつ病のテストをしてみたら、半分以上がうつ病レベルと出たことがあります。
もちろん、その人たち全員がうつ病ということはありませんでした。
これがうつに限らずチェックテストの弱点です。
このようなテストはうつ病の人を見逃さない、というメリットがあります。
しかし、うつ病ではない人までうつ病としてしまうデメリットがあるんですね。
チェックテストは限界を知った上でやってみましょう。
もちろん、うつかな?っと思ったらまずは相談に来て下さい。
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