浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
春のこの時期に多い悩みとして大勢の前で話す機会が増えそうって人からの相談が増えます。
PTAの役員になるとか、部署異動でプレゼンテーションが増えるとか。
人前で話すことがものすご~く苦痛な人ってたくさんいます。
ひどくなっている状態だと社交不安障害とか対人恐怖症とか言われます。
他人からみると普通に見えるものですが、本人は緊張して大変な状態です。
よく「場数をふめば慣れる」と言われていますが、慣れない人も結構多いです。
慣れない人がよくやりがちなのは
・原稿を丸暗記している
・下を向いて話してばかりいる
・緊張しないことばかりに注意が向いている
・「人は自分のことを否定的に評価しているだろう」と考えている
・薬を飲んで一時しのぎをしている
などなど。
こんなことをやっていると場数を踏んでも苦手意識が強いままです。
「緊張しないプレゼンのコツ」「上手な話し方」みたいな本を読んでもうまくいきません。
「不安・緊張への慣れ方」が重要なんですね。
慣れていくためには
①自分の考え方・ふるまい方のクセを把握する
②考え方のクセを柔軟にする
③ふるまい方のクセとは違ったことをしてみて実験をする
④注意を外に向ける練習をしていく
をしていくと、少しずつ慣れてきて苦痛さが減っていきます。
悩んでいる方は苦痛さが増す前にご相談くださいね。
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