浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
先日京都で行動療法の専門家だらけの合宿がありました。
2泊3日で観光もせずにホテルに引きこもりみんなで勉強しよう、という合宿。
よく本を書いている有名な専門家も多々来ているので、タレントと2泊3日の合宿しているような感じなんですけどね。
その合宿の一日目の夕食時。
全員参加のゲームがあるということ。
胸騒ぎが・・・。
司会の方が「座布団の下に番号札がある人!」って言い出しました。
やはりあった・・・「2」の番号。
宝くじやビンゴは当たらない私ですが、こういうのはあたってしまいます。
番号札がある人3人ずつ前に出て、このようなクイズのネタにされることがわかりました。
・この3人の中で一番握力強いのは誰か
・この3人の中で前屈が一番できるのは誰か
・この3人の中で一番早口言葉を言えるのは誰か
・この3人の中でAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を一番うまく踊れるのは誰か
私は握力のやつで出ることに。
AKBでなくてよかった・・・。
行動療法の集まりにいくとどうも昔ながらの体育会系のノリみたいなものがあります。
見ている方は楽しいだけで気にならないと思いますが、やっている方はヒヤヒヤです。
偉い人や控え目な人にあたったらどうなっていたのだろう。
対人恐怖的な人だと苦手な場面ですよね。
こういう宴会を好きになる必要はありませんが、対人恐怖症の人や緊張しやすい人は克服するチャンスになります。
不安との向き合い方がポイントとなります。
仮にAKBを踊る可能性がわかっていたとしても事前に練習をやりすぎるは注意です。
緊張しやすい人はうまくやろうとする努力が緊張を高める結果となりやすいので。
よく大勢の前で話す時に原稿を読み上げるだけになっている人も同じようなタイプかもしれません。
うまく踊れたとしても、人前での緊張の克服にはなれません。
そこにはコツがあります。
普通にやるとトラウマになってしまうかもしれませんので、準備をしながらやっていきましょう。
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