浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
テレビを見ていたら〇〇を食べたら長生きするとか、食べない方がよいとかやってました。
こういうのは多いですね。
結局は長生きするかしないかは何か一つを食べる、食べないではない、ということが結論だと思いますが。
心の病気にもよくあります。
〇〇を食べて〇〇病を治す!とか。
だいたいこれを食べるとセロトニンやらなんたらが増えるからという理屈らしいのですが・・・。
そもそも心の病気の原因は全部不明ですからね。
少なくとも〇〇を食べたら心の病気が良くなるという科学的根拠はありません。
どんな食べ物でも。
「でも〇〇っていうお医者さんや栄養士さんが言ってたよ」
と言うかもしれません。
国家資格を持っている人が言っているコト=科学的根拠があるわけではないのです。
今日見ていたテレビでもお医者さん二人の意見が真逆でしたし。
もちろん食生活に気をつけることは悪くありませんよ。
心身に影響があるでしょう。
しかし、何かを食べれば心の病気がパッと良くなることないでしょう。
あえて言うならバランスの良い食生活をするのが一番です。
好きな食べ物を入れながら。
「心の病気の人はバランスの良い食生活をしましょう」
なんて理屈をいってもほとんどの人は見向きもしてくれないような気がしますが、地道って大事なんですよ。
インパクトのあるタイトル(〇〇をするだけで治るのような)ものには乗らない方が無難です。
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