強迫性障害の治療に「一回だけ」は危険

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

強迫性障害の克服する練習の途中でついつい起こってしまうこと。

「一回だけ」

という誘惑にかられること。

「今回一回だけ確認」
「今回一回だけ手洗い」
「今回一回だけすっきりしないからやりたい」

多くの場合「一回だけやろう」とすると、一回だけでは止められません。

「一回だけ」「今回だけ」をきっかけに強迫行為が強くなってきます。

「普通の人だって一回くらい確認するじゃない」
「普通の人だってトイレの後は一回手を洗うじゃない」

という誘惑も同時に出てくるものです。

「普通の人でも・・・」という誘惑にかられると「一回だけ」になってしまい、強迫が強くなります。

心当たりがある人も多いのでは?

このため「一回だけやる」という練習は大抵うまくいかないのです。

大変だとは思いますが「一回だけ」の誘惑には乗らないようにしましょう。

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