浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
対人恐怖症って聞いたことありますか?
単に人が怖い、ということではありません。
「対人恐怖症」というのは自分の行いが他人を不快にさせることを恐れることです。
例)自分が相手を見ることで、相手が不快に思っているのでは
例)自分の表情が相手に不快感を与えているのでは
ちょっと加害者みたいな意識になってしまうって感じです。
一方このブログでよく紹介している「社交不安障害」というのは、対人場面で自分の行いが人から否定的な評価を受けるのではと不安になる症状です。
例)人前で発表するとき周囲から「変に思われているのでは」と思う
正確には違いますがちょっと被害者っぽい感じですかね。
「対人恐怖症」というのは日本や韓国などアジア圏の独特の症状で欧米ではあまりみられないとのこと。
文化の差が影響しているらしい。
どちらにしろ治療した方が良いです。
若いころに発症して数年~数十年悩んでいる人も多いので。
薬を飲んでもよくならない人もたくさんいます。
治らないのに何年も薬だけの治療になっていませんか?
また薬が嫌だからといって「リラックスしましょう」系のカウンセリングを受けていませんか?
きちんと効果が実証されている方法としては認知行動療法があります。
よくなっていない人は早めに認知行動療法などの薬以外の方法を検討してみてください。
人がどのように思っているかが不安って人はこちらの記事も参考にしてください
・「変だと思われている」と感じたら
・人が怖いと思う人は薬かカウンセリングか
・社交不安障害の人のカウンセリングはどんなことをするのか
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