浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
「カフェインってうつ病に悪いから取らない方が良いのですか?」
という質問を受けることが何度かありました。
うん?カフェインがうつ病を?と思って調べましたが・・・そんな科学的根拠はありません。
確かにネットなどでそんなことを書いているのものがありますね。
「セロトニンを増やす食べ物」などと紹介されているものがありますが、
以前にも書いたように
「うつにいい食べ物」
を食べてもうつ病が良くなるわけではありません。
心身の健康を考えるならバランスの良い食事をしましょう。
セロトニンを増やせばうつが必ずしも治るわけでもないので。
脳内物質の不足によりうつ病が起こる、というのはあくまでも「仮説」です。
脳内物質を増やせばよいだけの話なら、薬をのんで治っている人がもっといるはずですから。
またうつに悪い食べ物というものもありません。
だから基本的にカフェインを避ける必要はありません。
カフェイン好きな人なら摂取できないストレスにさらされるのでは?
もちろんカフェインのとりすぎは体に悪いので普通程度に注意しましょうね。
うつ病「治療」って怪しいものが多い、と思った人はこちらの記事も参考にしてください
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