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手抜きをしてしまう心理

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

週末になると小中学校で運動会をやっているところがありますね。

運動会シーズンのようです。

私の出身の青森の地元では、運動会は5~6月でした。(青森でも地域にもよるのかもしれませんが)。

10月はちょっと肌寒いということでしょうか。

以前はこの時期に運動会というのに違和感がありましたが、だんだん馴染んできました。

さて、運動会の代表的な競技と言えば綱引き。

「みんなで力を合わせてがんばろう!」
の代表的競技。

しかし、ここで人間のダーク?な部分が出てきやすいことがわかっています。

心理学の実験では・・・

「綱を引く人が多ければ多いほど、一人当たりの力が弱くなる」

という結果が出ています。

つまり、一人だと一生懸命やるのに、誰かと一緒にやろうとすると手抜きをしてしまうわけです。

実験では
・人数が多くなればなるほど、一人当たりの力の強さは弱くなる
・女性よりも男性の方がその傾向が強い
という結果でした。

これは「社会的手抜き」と言われています。

綱引きに限らず「みんなで何かをしよう」とすると、ついつい甘えが出てしまうのかもしれません。

こんなことを知ってしまうと綱引きを見る時に
「この人たちは、手抜きをしているんだ」
となってしまいそうなので、あまり考えないようにしましょう・・・。

十分な力を発揮したいと思った人はこちらの記事も参考にしてください
・冷静な判断をするには
・どのくらいの不安が最適?

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