浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
テレビで大食い選手権なんてやっています。
芸能ネタのようになっていますが、何人かの出場した人が過食症であることを告白していますね。
食べた後に吐いていたと。
テレビに出ている人みんながそうかどうかはわかりませんが、やはりあれだけ食べることができるのには理由があるわけですよ。
過食の主な原因は普段食べるものを制限していることです。
食事制限をしていると、逆に食事のことばかり考えるようになります。
生活は何をどう食べればよいのか、「食べたい」という衝動、に支配されていきます。
だから食事制限をしている職業の人は過食症になりやすいことが昔から指摘されてきました。
ボクサー
フィギアスケート選手
柔道選手
マラソン選手
モデル
芸能人
・・・などが代表的です。
ストイックに食事制限をするということはかなりのリスクがあると思ってください。
テレビでモデルさんなんかをみてきれいだなーと思っていても、過食で苦しんでいる人もいるのです。
過食などで食事に支配されてくると、
栄養士、フードコーディネーター、料理人など食事に関連した職業に就きたいと思う人が出てくることも指摘されています。
摂食障害になってしまうプロセスの心理学実験をしたこちらの記事も参考にしてください。
過食症は食事制限をしていると良くなりません。
かといっていきなり食事制限を解くこともできないと思います。
少しずつ食べられるようにしていって、食事に支配されない生活を手にいれましょう。
過食症で困っている職業の方はこちらの記事も参考にしてください
・スポーツ選手と摂食障害
・過食症の治療はどんなことをするかについて
・体重計にのりすぎると
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