浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
日本人は潔癖症のところがあると言わています。
そのせいか不潔強迫・洗浄強迫の人って結構います。
治療に来ていなくても、病気の域までいっているのかなぁっていう人ってたくさんいるような。
さて不潔強迫・洗浄強迫の治し方ですが、よくあるうまくいかない方法。
「手洗いを少しずつ短くしていこう」
というやり方。
全く意味がないわけではなく、ある程度までは手洗いを短くできる可能性はあるのですが、なかなか治らないでしょう。
少しでも手を洗ってしまうと止められないものなのです。
治すための練習の仕方としては
・汚くて触りたくない場所(トイレ、ドアノブなど)
・汚いのを広げたくない場所(自分のベッド、洗った洗濯物など)
を、まず把握します。
汚いと思っている場所に触る→広げたくない場所に広げる
手は洗わない。
というのが基本的な治し方になります。
いくら手洗いを短くしようとしても、怖い場所にさわっていない、キレイにしておきたい場所を守っているといううちは良くならないと思ってください。
実際のところ自分でやってもうまくいかないことが多いと思いますので、できるだけ行動療法の専門家に相談しながらやっていった方がよいと思います。
不潔強迫・洗浄強迫でお悩みの方はこちらの記事も参考にしてください
・不潔強迫、洗浄強迫が良くならないならチェック
・強迫観念の対応方法
・スマホと不潔恐怖
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