自分の気持ちの伝えた方

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よく喧嘩をしてしまうって人いませんか?

そんな人が振り返ってほしい喧嘩になりやすいコミュニケーションのパターン。

YOUメッセージというものがあります。

「(あなたは)どうしていつも・・・」
「(あなたは)私のことどうでも良いって思ってるんでしょ」
「(あなたは)そのクセを治そうとするつもりがないんでしょ」
のように「あなたは」を主語にした言い方です。

「あなたは」を主語にした言い方は、相手からみると攻撃されているように感じます。

「あなたは」を主語にした言い方は相手への決めつけですからね。

いわば自分の「思い込み」。

言われいる方は良い気持ちにならない。

例えばいつも仕事で夜遅く帰宅するパートナーに対して
「私のことどうでも良いと思ってるんでしょ」
と言ってしまう。

パートナーからすると本当に仕事が忙しく、がんばってるつもりかもしれません。

ですから「どうでも良いとおもっている」は自分の思い込み(直接いわれていないから)。

さらに溝が深まります。

こんな時は気持ちを伝える時は「Iメッセージ」で伝えるようにするのがコツです。

Iメッセージとは「私」を主語にした伝達方法。

「私は~と感じる」といったものが典型です。

「(私は)そんな風にされると心配に感じる」など。

こうすることで自分の「気持ち」もつかめてきます。

上記の仕事で夜遅くなるパートナーの例では、夜遅く帰ってくるパートナーに対して自分が思っていること、伝えたいことの本質はなんでしょうか?

「(私は)いつも一人でさみしい
「(私は)もう少し早く帰ってくる日をつくってくれるとうれしい
ということが多いかもしれません。

これを伝えればいいわけです。

「私は」が主語になりますよね。

「どうでも良いと思ってるんでしょ」
より、自分の気持ちを的確に話していて、言い方もマイルドです。

今回は書けませんが、タイミング、お願いする時の表現の仕方なども工夫するともっとよいかもしれません。

ただし相手が自分のお願いを実行してくれるとは限りませんけどね。

あくまでもよりよいコミュニケーションをするための方法です。

お互いに言い分がありますから、交渉をして折り合いをつけていきましょう。

よくパートナーと喧嘩をしてしまう人はこちらの記事も参考にしてください。
・相手が何もしてくれないと思った時は
・意見が平行線の時にはチェック
・気持ちを伝えたのに伝わらない時は

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