浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
強迫性障害の人からよくある質問で
「自分の症状は珍しいのではありませんか?」
というもの。
珍しいから治りにくい→落ち込む、といったパターンになるようです。
確認や不潔強迫以外だとそう考えてしまうみたいですね。
ネットや書籍でも確認強迫や不潔強迫を例にすることが多いのでそう思うのは仕方ありません。
実際のところ
「これは珍しい・・・」
って感じの人はあまりいないのです。
よくある質問ですから当然珍しくありませんね。
・ものを溜め込む人
・ゆっくり行動する人
・疫病が怖い人
・100点の行動じゃないと不安な人
・「死ぬ」のような不安ではなく、「なんとなくすっきりしないから」繰り返し行為をする人
・不潔なものではなく、特定の人や物にさわると手を洗ったり避けたりする人
・不道徳なことを考えてしまうのが怖い人
などなどこの他にも強迫の種類はたくさんあります。
強迫観念がわかりにくかったり、強迫行為を頭の中でやっているため目に見えないこともあります。
一般の人は目にする機会が少ないですよね。
ただ不安の対象は作ればいくらでも作ることができるので、そういう意味では珍しいことはあるのかもしれません。
その場合でも何か治療として難しいわけではないので問題ありません(簡単に治るということではなく)。
「自分の症状は特別で治りにくい」とは思わず、まずは相談してみてください。
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