ただ話を聞いてほしいだけなのに

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

私のカウンセリングは女性の方が8割前後なのですが
よく「夫(彼氏)にはあまり相談できない」
という話をききます。

普段のちょっとした会話からの積み重ねのようです。

要因の一つが
「ただ話を聞いてほしいだけなのに、アドバイスされる」
というもの。

例えば帰宅後
「今日はこんなことあった、あんなことあった」
と、女性側はたわいもない話をしているのに、イチイチ余計なコメントしてしまう男性は多いと思います。

それで女性側は嫌気がさしてくることが多いのです。

ただしこの「話をただ聴く」という行為。

意外に難しい。

「この人の意見は絶対間違っているなぁ」
「絶対こうした方がいいのになぁ」
と思った時にただ
「そうだね」
と全面的に受け入れて話を聞けます?

女性同士の場合でも何気ない話をしている時はいいのですが、悩み事相談になるとただ話を聞いてくれる人って途端に少なくなるのではありませんか?

ですからこれは男女問わずよくある問題です。

それでもちょっとした話くらいパートナーに話を聞いてほしいなぁって人もいますよね。

そういう人がまず心がけてほしいのは、話を聞いてもらうのタイミングを気をつけてください。

・相手が仕事で疲れている時
・イライラしていそうな時
・余裕がなさそうな時

こんな時に話しても「あーそう」とそっけな態度をとられたり「うるさいなぁ。じゃぁなんていえば良いんだよ!」と言われかねません。

相手の余裕のあるタイミングを選んでお話してみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます。