浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
「アルコールで得られたものは、アルコールによって奪われる」
と言われています。
嫌なことがあった時、不安な時、お酒をのみたなる人もいますよね。
あと眠れない時とか。
この不安・嫌な気分を消したいと思うわけです。
お酒を飲むと嫌な気分がまぎれることもあります。
しかし、アルコールは離脱症状が起きやすく、抜けた時に不安が生じやすくなります。
寝つきはよくなりますが、睡眠の質を悪くしたりのどがかわきやすくなるので途中で目覚めやすくなり、起きた時にだるさを感じることも多いものです。
嫌なこと・不安なことが酒で解決されているわけではないので、またアルコールが欲しくなります。
どんどん依存していくのです。
アルコールで得られた安心はアルコールによってなくなるどころか、最終的にさらに不安を強めるわけです。
ちょっと違いますが、抗不安薬に長年依存している人にも似てますよね。
「アルコールで得られたものは、アルコールによって奪われる」
を忘れないようにしましょう。
お酒を飲むときは不眠のため、不安を忘れるためではなく、楽しいお酒をこころがけてください。
ちなみにアルコール依存の人は一滴でも飲んじゃだめですよ。
アルコールについての関連記事はこちら
・寝酒について
・冷静な判断をするには
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます