「 2013年03月29日 」一覧

気持ちを伝えたのに伝わらない時は

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

夫婦・恋人・親子など、親しい関係でよくあるズレ。

夫婦関係で、自分ばかりが家事をしている場面。
夫に家事を手伝ってほしい時に
「今日はつかれちゃった」
と言った場合。

私が 
「これでは夫には伝わりません」
というと
「?」
と思う人が結構います。

「普通わかるのでは?」
と思った人は注意です。

「そうなんだ。ゆっくりやすめば」
「ふ~ん」
という返事になりかねません。

そうすると関係は悪化していき
「夫は家事に協力的でない」
「冷たい」
「自分勝手」
と思うようになり悪循環です。

間接的コミュニケーションといいます。

こういう時は
「今日疲れているから〇〇を手伝ってもらえるとうれしいのだけれど」
など、もう少し直接的な表現にすると良いです。

・・・と教科書的にはこうなります。

教科書についているものほど難しいもの。

第一自分が間接的なコミュニケーションを気づいていない場合が多いのです。

いわばクセですからね。

間接的なコミュニケーションをやっていると、伝わらないのでイライラしてきます。

相手はなんでイライラしているかわかりません。

わからない夫をみてさらにイライラすることになるでしょう。

言葉で伝えたのに自分の気持ちが伝わってないと感じたら、間接的な言葉でつたえていないか振り返ってみましょう。

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