心の病気で休職中に図書館は必須ではありません

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気で休職中の人はリワークに行く人もいますが、リワークにいかず自分で治している人いますよね。

その時専門家から図書館にいくことをすすめられることがあります。

私も勧めることはありますが・・・!

9時~17時まで図書館にいてください
と指示されている場合は注意が必要ではないかと思うんです。

結構やっている人いませんか?

図書館でずっとなにすりゃいいんだ~
って途中で投げ出したくなりません?

通常の勤務時間に集中して作業ができることが復職に必要、というのはわかりますが、普通図書館にそんだけ長くいたら本好きの人か目的があって勉強している人じゃなければ苦痛なだけです。

それを毎日こなせなきゃダメというのはどうかなぁと思います。

またリワークや復職のための専門家の指示というのはうつ病を中心に考えられたものが多くて、それ以外の心の病気の人には微妙なこともあります。

実際のところ復職のためには規則正しい生活、運動、病気への理解、再発予防、娯楽、勉強、対人関係などを組み込んでいく必要があります。

図書館にずっといるだけでは不十分なハズです。

だから「毎日昼間はずっと図書館に」という専門家のアドバイスは微妙だというか・・・専門家の誰かから怒られそうなのですが・・・ナンセンスだなと思います。

大雑把すぎるし、効果としてどうかなと。

やることはもっとあるのです。

ずっと図書館にいなくてもきちんと復職している人はたくさんいます。

あくまでも図書館は選択肢の一つです(無料ですから使いやすい選択肢なんですけどね)。

リワークに行っていない人は自分なりに復職の仕方を考えていきましょう。

わからない人は一度相談に来てみてくださいね。

休職中の人はこちらの記事も参考にしてください
・休職していた人が復職する時の状態
・うつで休職中まず何をしたらよいか?

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