浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
宿題とか運動とかなかなか続かないものってありますよね。
そういうものをもっとやるようになるにはどうしたらよいか、ということについて書いてみます。
解決策の一つとして有名な心理学の原理「プレマックの原理」というものが使えるかもしれません。
ものすご~く大雑把にいうと、よくやっている行動の前に、あまりやっていない行動をやると、あまりやっていない行動が起きやすくなる、というものです。
例えば、よくゲームをしている子どもに、勉強をやった後にゲームをやるようにすると、勉強をやる頻度が増えるというものです。
これを応用すると、
よくコーヒーを飲む習慣がある人が、普段はあまりやっていない掃除をした後にコーヒーを飲むようにすると、掃除をよくするようになる、となるのかもしれません。
テレビをよく見ている人が運動を習慣づけたければ、運動した後にテレビをみるということをすればよいのです。
だから嫌だなぁ、面倒だなぁってことをしなくてはいけないときは、その嫌なことをした後に自分がよくやっている行動(できるだけ好きでやっていること)をすると、嫌だなぁとか面倒だなぁってことをやりやすくなります。
ホントかいな・・・と思うのもごもっともですが、こういうことはやってみるとわかってきます。
この原理は一回やったから効くというものではありません。
何度も続けていると変わってきます。
何か嫌だなぁとか面倒だなぁ、と思うことがある場合にお試しください。
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