浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
よくお薬と「カウンセリングを併用していったほうが効果があがるのですか?」ときかれます。
人によるといってしまえばそこまでなのですが、関連した研究はされています。
今回は社交不安障害(対人恐怖など)の例。
①薬(抗うつ剤)のみ
②認知行動療法のみ
③薬+認知行動療法
の3つで治療した場合、どうなったか。
①~③のどれも効果がありました。
ただどれが一番すぐれていたかは研究によってバラバラで、今のところ一貫した結果がでていないようです。
つまり、薬と認知行動療法を併用したほうがより治りがよい、とは言えないという結果です。
平行しても意味がない、ということではありませんよ。
それは人によります。
薬を使った方が治療が進みやすい人もいれば、認知行動療法だけで良くなる人だっています。
ただ、再発率は薬物療法の方が高く、認知行動療法の方が低い結果となっています。
となると、再発率を低くすることを考えればどっちにしろ認知行動療法を追加した方がよいのかなぁと個人的には思います。
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