浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
よく自分が不安だと、人にも伝わるなんていいますよね。
表情、仕草から相手に伝わることってあります。
しかし、対人恐怖とか社交不安障害っていわれている人はこれが過度になっていることがあるので注意が必要です。
「自分の不安が伝わって、相手は不快に思っているだろう」
「緊張していることが伝わって、変な人だと思われているだろう」
という感じで。
このような場合、実際に不安が伝わっているか実験すると、まず自分が思っているほど人が不快だと思ったり、変人だと思ったりすることはほとんどありません。
それほど自分の考えに囚われているんですね。
むしろそんな風に不安になることによって、本当に不審な行動をとってしまいます。
悪循環です。
また人目が気になる人は、緊張場面で人に注意が向いていません。
「どのように思われているか」と頭の中や、体の緊張など「自分」に注意が向いているのです。
周囲をよく見たり、感じたりしていない。
だから正確な認識ができず不安がさらに強くなります。
このような人は目の前の人がどんな服をきて、どんなメイクをして、アクセサリーをつけて、どんな口調でどんな話をしていたかなど注意を向けて見てください。
不安なことはそのままで、一生懸命やりましょう。
そうすることで変わってくることがありますよ。
関連記事
社交不安障害の人のカウンセリングはどんなことをするのか?
うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます