浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
先日某有名チェーン店のたこ焼きさんでたこ焼きを食べました。
たこ焼き買ったらスタンプカード渡されて、
「おまけしときますね~」
と一つしかスタンプ押さないところを5つ押してくれていました。
これで「ラッキー」
と思った人は注意ですよ~。
当然私はこの店員さんと知り合いでもないので店員さんの好意で押してくれているのではありません。
これには心理的なからくりがあるわけです。
いろんなお店でつかわれている心理テクニックなんですけどね。
例えば
「20回スタンプ集めたらたこ焼きサービスなんだけど、今回本当は一個なんだけど5回分押しときますね~」
というのと
「16回スタンプ集めたらたこ焼きサービスなんですよ~、今回は一個買ってくれたから1回分押しとくね~」
というのとでは、どっちが効果があると思います?
どちらも15個のスタンプを集めなくてはいけないのですが・・・。
これは前者のやり方の方が売上が早く上がることが、心理学の実験で示されたんですよ。
人は一からスタートするよりも「もうスタートしているんだよ」と思った方が目標を達成しようとする傾向があると考えられています。
ですからこんな感じのことをするんですね。
あと「おまけしてくれたんだー」と素直にとるとその店に好意がわきます。
店員さんはどこまでわかっていてやっているはわかりませんけど。
いろんなポイントサービスにもあてはまりますよね。
最初のおまけのからくりがわかっておくと、お店や企業側の意図がわかりますよ。
ちなみにこの手法は子どもや企業の教育なんかでも人を動かすテクニックとして使えることがあります。
また今度の機会に書きますね。
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