浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
忘年会シーズンですね。
話すことが苦手な人にとっては苦痛な忘年会。
その中でも誰かと話ている時に「相手は自分と話してもつまらないと思っているのでは」と極度に不安になる人について。
そういう人の中で会話中にず~っと
「これを話そう」
「次はこれを話そう」
と考えてしまう人いませんか?
そうしてしまうと会話に集中できなくなってしまうんです。
結果として会話がチグハグとなってしまい、「相手は自分と話していてもつまらないと思っている」という確信が一層強くなってしまいます。
できるだけ人を避ける→さらに怖くなる→もっと人を避ける→忘年会は苦痛、という悪循環にハマります。
さて、どうやって克服していけばよいと思います?
このままただただおそらく無理に人前に出て行っても、うまくいかないでしょう。
苦痛なだけです。
話し方教室みたいなものも行く人がいますが、これもうまくいかない可能性があります。
練習の仕方があるんです。
これは話し方教室では教えてくれません。
まずこのような方は「これを話そう」「次はこれを話そう」と考えていることを止めなくてはいけません。
安全確保行動というのですが、これをやめないとといくら練習しても不安には慣れていかないでしょう。
「そうしないと大変なことになるのでは?」
と考えると思うのですが、本当にそうなるのかを試してみることとなります。
当然怖くてできない!となりますので、少しずつ普段から練習してみましょう。
普段の会話でも同じようにしている傾向があると思いますので。
なかなか注意が頭の中ばかりに行ってしまうという人は、ご相談ください。
注意の移行する練習、コツをご紹介します。
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