浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
不潔強迫、洗浄強迫の人が手洗いを短くするためにはどうしたらよいか、ということについて。
なんとか手洗いを短くしようとしてもうまくいかないでしょう。
仮に短くなったとしても不安は強いままであることもあります。
その理由は、いくら手洗いを短くしても不潔だなぁという場面に直面していないからです。
例えば手洗いが長い&ドアノブが汚いと感じて触れない人が、ただただ手洗いを短くしようとしてもダメなんです。
ドアノブに触るということをしなくてはいけないのです。
その上で手洗いをしないということが大事。
ドアノブに触ったあと「1分くらいなら手を洗っていいだろう」と思ってやったら意味がありません。
ですから手洗いを短くするには、手洗い云々の前に自分が恐れていることに接近しなくてはいけないのです。
1日中手洗いをしない、という練習をしても、何も不安なものに触らないとなったら意味がないので。
だから手洗いを短くする計画の前に「自分が怖いものはいったい何か」「どのように怖いのか」を把握していきましょう。
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