アパレル関係者の心理テクニック

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

先日、洋服を買いに行きました。

洋服を買いにいくと店員が話しかけてくるのはややうっとうしい感じがします。

ただ私は買いに行くと店員がどのように自分を説得してくるか楽しみにしているのですが、今いちマニュアル的というか「またか」というものが多いです。

先日も洋服を見ていたら
「それは限定生産で・・・」
「昨日入ってきたのですが、あと一着で・・・」
というよくテクニック「希少性の原理」を使ってきます。

希少性の原理とは、手に入りにくいと思うと物の魅力を増大することです。

また
「今季人気商品で売れています・・・」
「今日だけで〇着買われた方が・・・」
と「みんなも買ってるものですよ」に代表されるように他人がやっているものは正しいと判断しやすい「社会的証明の原理」を使っています。
行列に並ぶ、というのもそんな感じですよね。

どれも古典的な心理テクニックです。

古典的ですが今でもかなり多くの接客業の人・営業マンが使っています。

みなさんも営業マンの話していることを分析するとわかることもありますよ。

「つまらないなぁ」というのが今回の買い物の印象。

よくあるテクニック+「とにかく買え」と言っているようにしか聞こえないので。

見え見えのテクニックなんか使わないでお客さん側の立場に立った接客してくれる(正確に言えばそのように思わせてくれる)店員さはいないのかなぁ、と思うのは私だけでしょうか。

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