浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
厚生労働省が出しているうつ病に関しての知識がある意味現在のうつ病に対する見解を出しているのでご紹介。
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書いていることをみると専門家なら知っているけれど、一般の人にあまり知られていないことなどが、それとな~く書かれています。
一般の人ならば多分「え~?」って思う人も多いのではないかという記述も多いです。
例えばうつ病は脳内物質が原因と書いてあるものもありますが、それはあくまでも仮説ということです。
セロトニンなどを増やす薬が効くということと、セロトニンが不足していることがうつ病の原因ということとは違うのです。
あと、
・うつ病の種類にもいろいろあるので、うつ病は脳の病気で休養が必要というアドバイスが逆効果である場合だってある
・うつ病は自然に治ることもある
など、専門家なら知っているけれどなかなか書きにくい内容で、まぁ思い切ったなぁという記述もあります。
これも衝撃的かも。
「考えないといけないこころの問題を軽視して、薬で治そうとする患者さんが増えた気がしますし、出す薬の種類を変えるしかしない医師が増えたようにも思います」
これは患者さん、医療者側とも考えなければいけないことかもしれません。
うつ病といっても体の病気や薬からくることもあるからまずそっちを治さなきゃいけない場合もあるし、環境要因や性格的な要因が大きければ薬だけでは限界があるから環境調整や精神療法も検討しましょうね、ということを言っています。
ちなみに私の責任逃れですが、あくまでも厚生労働省がいっていることなので・・・。
今後研究次第で変わっていくこともありますが「うつ病は脳内物質が原因で休養とお薬で治る」といった紋切型の情報より、一歩進んだバランスの良い意見がのっているような気がします。
だからといって薬を急にやめたり、怪しげなサプリメントなど変な治療法にはしったりするのはやめましょう。
うつ病の方は参考にしてください。
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