「 2012年10月 」一覧

家族との合同カウンセリングについて

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

よくある質問。

「家族もカウンセリングに一緒に入っていいですか?」

「家族が入った場合の料金は変わりますか?」
という質問について。

家族が一緒にカウンセリングに入ることは問題ありません。

一緒に対応策について考えていったり、家族にしてもらったりすることがありますし。

ご本人がしゃべりくにそうなど、家族が入らない方がいいかなと思った時はこちらから提案します。

家族が一緒でも料金は変わりません。

多分このような質問が出てくるのはほかのカウンセリングルームとの比較からだと思います。

家族が一緒ではダメというところも結構多いです。

また家族カウンセリングは割増料金になっているところもあります。

これはカウンセラーの考え方や流派の違いによるものです。

自分のニーズに合わせてカウンセリングルームを選んでください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


言いたいことを言う前にやっておきたいこと

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

カップル、夫婦、親子との関係がこじれることって多いですよね。

近い関係だけに期待してしまうものがあるので、ついつい感情的になりやすい。

私もこのブログで時々書いていますが「こういう風にすると伝わりやすいよ」ということに興味がある人が多いのかもしれません。

「なかなか意見を自分は言えなかったから」となり自己主張をどうするかってとこに興味が向くんですね。

これはこれで一つの手です。

でもそんなことやってもうまくいかないことが多いでしょう。

言っても受け入れられず「やっぱりわかってもらえない」になってません?

近しい関係の場合は本当に言いたいことを言う自己主張も大切ですが、お互いにもっと大切にしなくてはいけないことがあります。

・相手が自分にしてくれていることを意識する
・相手がしてほしいことをしてあげている

というもの。

「これまで相手の言うことばかり聞いてきた」
と憤慨される方もいるかもしれませんが、自分の意見ばかり言っていては喧嘩になるだけです。

そこで自己主張以外の方法をとってみてください。

特に夫婦関係でお悩みの方は、
「こうしてほしいけどすぐに喧嘩になってしまう」以外のもうちょっと簡単な「相手にしてほしいこと」をお互いにするとよいことがあります。

お互いやってほしいことリストを作って一日一個以上、相手のしてほしいことをしてあげるというやり方です。

お互いにですよ。

これを数週間毎日続けてみてください。

相手に対して肯定的な雰囲気が生まれやすくなります。

そうすることで話し合いやすい雰囲気になるかもしれません。

近い関係の場合、してもらっていることは当たり前となり感謝しなくなってきます。

また相手に対して以前のように何かを与えようとすることも少なくなりがちです。

自己主張もいいですが、まず話し合える雰囲気作りから始めのも一つの手だと思ってください。

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ゴミ箱に触るのが苦手

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

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うちのクリニックにあるゴミ箱の一つです。

このタイプのゴミ箱苦手な人いませんか?

不潔強迫がある人は結構苦手なんじゃないかなぁと思います。

このゴミ箱だとゴミを捨てられないって感じで。

どうしてもフタのところを触らなければいけませんからね。

私も以前意識してしまったことでちょっと苦手なことがありましたが、この仕事をしているうちに平気になってきました。

患者さんと一緒にいろいろと練習することが多いので自分が苦手ではできません。

不潔恐怖はいろんなところが汚く思えて生活がしばられてきます。

早めに治しましょう。

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カウンセラー探し

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

日曜いかがお過ごしでしたか?

私はというとビッグサイトで行われる臨床心理士の研修会に行ってきました。

ビッグサイト近くにいくとすごい人だかりでした。

「こんなに研修くるのか?」って思っていたら。

うちわを持っている男性、暴走族の特攻服に女性の名前が書いてあるものを着ている男性、ちょっとアキバの雰囲気が漂う男性など特徴的な男性がたくさん。

同業者がこの格好で研修?

と思い、今日のビッグサイトのイベントを見ていると
「AKB48握手会&写メ会」と。

なるほどね・・・。

さて肝心の研修ですが某有名な臨床心理士のお話を聞いてきました。

議論になっていたのは、カウンセリングに来た人に心理テストをするのか?ということでした。

その先生はカウンセリングに来た人に対して心理テストはしないそうです。

カウンセリング機関を複数行ったことがある人は経験ある人もいると思いますが、カウンセリングの前に何時間もかけて心理テストをする臨床心理士がいます。

私は心理テストはほとんどしません。

うつや不安の程度を知る簡単なテストをやってもらうくらいです。

心理テストをできないではなく、長々と心理テストする時間があったら何をどうしていったらよいか話し合った方がよいからです。

認知行動療法を専門にしている人は結構多いと思います。

これは臨床心理士のスタイルの違いなので良い悪いはありません。

ただカウンセラーの相性を考える時の材料になるかも。

例えば、じっくり心理検査をしてもらってからカウンセリングに入りたいのか、困っているので何をどうしたらよいか話し合いたいのかなど。

これからカウンセラーを探す人は参考にしてください。

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送迎バスについて

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

平成24年10月15日より、送迎バスの時刻が変わります。

また西浦和駅停車バスが大幅に減り、武蔵浦和駅直通バスが大幅に増えます。

利用されている方はご注意ください。

時刻表の詳細はこちら

ちなみに武蔵浦和駅からクリニックに向かう時の発車場所とクリニックから武蔵浦和駅に行った時の降車場所が違います。

武蔵浦和駅からの発車場所は、スリーエフ浦和別所店(コンビニ)の目の前です。

ちょっとわかりにくい場所にあるので送迎バスを初めてご利用の方は事前に確認してからの方がよいと思います。

クリニックから武蔵浦和駅に行くときは駅のロータリーで降車できます。

帰りは便利です。

西浦和ご利用の方は徒歩でクリニックまでこられた方が便利です。

車がある人は、駐車場が無料なので車で来た方が便利です。

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不眠について

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

ふとテレビをみていたら不眠についてやっていました。

説明していた先生は加齢、精神的なもの、身体的なものについて不眠をわけていました。

全くその通りです。

結構身体的な要因が見落とされがちになりますので不眠の方は要注意です。

ただこのブログをみている方の多くは精神的なもので悩んでいる人が多いでしょう。

どうも日本では薬物療法に偏りがちなような気がします。

何年も睡眠薬を飲み続けているということがテレビでも放送されていました。

そうなると生活習慣を変えていくということが必要となります。

そもそも不眠については薬物療法とともに、睡眠に関する生活習慣を変えていくことが学会でも推奨されています。

生活習慣を変えるというのは結構大変なことです。

昼間に動いたり、起きる時間を一定にしたりとこのブログでもお話してきたようなことをやっていかなくてはいけません。

これは不眠に認知行動療法の中に含まれています。

世界中の研究できちんと効果は出ているのですが、実行するのが大変です。

薬に将来頼りたくない、という方は不眠の認知行動療法があるので検討してみてください。

睡眠のコツについてはブログの左にあるカテゴリ「不眠」を見てみてくださいね。

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人はオンリーワンを望んでいない

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

今回は本当にオンリーワンが良いとおもっています?という話題。

人はそれぞれオンリーワンの存在だ・・・といわれています。

そんなことからかある心理学の実験では、
「あなたは多数派ですね」
と言われた人は自尊心が傷ついた人が多かったようです。

人よりとびぬけた能力があると思いたい人は特にそうかもしれません。

「あなたの意見はよくあるものだよね」
「あなたみたいな人ってよくいるよね」
と言われてなんとなく嫌な気分になったり、「想像力がない」とか「自分がない」と悩む人っていませんか?

人は自分がその他大多数とは違った能力、観点がどこかにありオリジナリティ豊かだと思いたいという傾向があるようです。

しかし、
「そんなことはない。自分は人と違っていることで傷ついてきた」
「あなたのような人はたくさんいる、と言われた方が安心する」
という人もいるでしょう。

心理学実験でそういう結果が出ているものがあります。
「あなたはあまりにも変わっていて、分類不可能です」
といわれても自尊心が傷ついた人が多かったのです。

またある実験では
「ややユニーク」
ということに対して評価が高く
「非常にユニーク」
ということに対しては低い評価を下すという傾向があったそうです。

「あなたは独特ですね」
「あなたって本当に変わりものだよね」
と言われたら嫌な人もいますよね。

つまり人間は
そこそこ独自性があり、
そこそこ人と共通しているところがある、
というものを望む傾向があるようです。

自分はオンリーワンの存在という考え方も悩ましいものですね。

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心の病気と夫婦のコミュニケーション

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

心の病気は夫婦関係にも大きな影響を及ぼします。

パートナーに対し時には罪悪感を抱き、時には敵意を抱きます。

典型的なパターンとして例えば
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考えの選択肢を広げる

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

仲の良かった友達からしばらくメールも電話もない、という場面。

あなたならどう思うでしょうか。

結構多いのが「自分は嫌われている」と思う人。

ちょっと考えすぎなのはわかっているけれど、マイナス思考が止まらないのです。

ちょっとどころじゃなく確信に近い人もいますけど。

友達は忙しく連絡をしていないだけかもしれないし、何も考えていないのかもしれません。

そういう可能性はなかなか考えにくい状態になっていません?

マイナス思考の時は自分の考え方のクセが影響しているものです。

まずそこに気づくことから始めましょう。

クセに気づいたら別の考えを検討してみてください。

嫌われているという考え以外を検討する一つの方法として、

「自分は嫌われている」という確信度は何%?

99%というのなら、あとの1%はどんな可能性があるの?

なんて質問をしていくと思考の選択肢が広まっていくかもしれません。

落ち込んでいるときは別の選択肢も考えてみると良いこともありますよ。

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不安を消そうとする方法は逆効果

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

どうして不安にとらわれるのでしょうか?

その理由の一つは・・・

「不安を取り去ろうとがんばっているから」

です。

不安があればとりたいというのも人として当然の心理ではあるのですが、実はそれが罠なんですねぇ。

不安が強いと思う人は考えてみてください。

あなたは不安を取り去ろうとして、どんなことをしていますか?

不安を取り去るため本屋さんにいって対処法の本を買ってくる、それを見て実践する、インターネットで対処法を調べる、原因探しをする、など毎日のように格闘しているのではありませんか?

そういうことをして不安はどうなりましたか?

一時的には良くても、どんどん不安にとりつかれているのではありませんか?

なぜそうなっているかというと、不安をなんとかしようとしている間はその不安について結局考えているからなんです。

ですから不安を取り去ろうとするのは逆効果なわけです。

ではどうしていけばよいかというと、
不安を取り去るのではなく、不安との付き合い方を学ぶことが必要なのです。

その結果として不安が以前より感じなくなることはありますけど。

不安はあって当然のものですからね。

不安はあるものとして向き合いどう付き合っていくかに目を向けてみましょう。

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