浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
どうして不安にとらわれるのでしょうか?
その理由の一つは・・・
「不安を取り去ろうとがんばっているから」
です。
不安があればとりたいというのも人として当然の心理ではあるのですが、実はそれが罠なんですねぇ。
不安が強いと思う人は考えてみてください。
あなたは不安を取り去ろうとして、どんなことをしていますか?
不安を取り去るため本屋さんにいって対処法の本を買ってくる、それを見て実践する、インターネットで対処法を調べる、原因探しをする、など毎日のように格闘しているのではありませんか?
そういうことをして不安はどうなりましたか?
一時的には良くても、どんどん不安にとりつかれているのではありませんか?
なぜそうなっているかというと、不安をなんとかしようとしている間はその不安について結局考えているからなんです。
ですから不安を取り去ろうとするのは逆効果なわけです。
ではどうしていけばよいかというと、
不安を取り去るのではなく、不安との付き合い方を学ぶことが必要なのです。
その結果として不安が以前より感じなくなることはありますけど。
不安はあって当然のものですからね。
不安はあるものとして向き合いどう付き合っていくかに目を向けてみましょう。
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