「 2012年09月 」一覧

癒しのないカウンセリング

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

どうもカウンセリングというと「癒し」というイメージがあるみたいです。

私のカウンセリングでは、それほど「癒し」はないです。

何をもって「癒し」とするかもよりますけどね。

少なくとも一時的な安心というか、マッサージ的なものを求めている人には私のカウンセリングは向かないと思います。

一時的な癒しは心の病を解決することはありません。

むしろ、悪化させる要因にもなります。

癒しの後に待っているのは苦しい現実です。

現実から逃れるための癒しは苦痛を増大させるだけです。

たまに現実逃避するくらいなら問題はありませんが。

ですからあま~い、言葉かけはあまり?ないです(かといって怒って指導するわけではないのでご心配なく)。

その代り、私のカウンセリングはうつや不安のとらわれから自由になるためにはどうしたらよいかについて話したい人には向いています。

大変なこともあるけれど、その先にまってい生活の充実を目指します。

とらわれから自由になった後に、癒しを体験できるかもしれません。

ただよくなっている時って癒しとかそういうものにこだわっていないような気もします。

カウンセリングにこられる方には一時的な癒しではなく、うつや不安から自由になり日常生活で泣き笑いのある本当の癒し、充実した生活を手に入れてほしいと考えています。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


完璧主義もよいところが

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

「一回でも失敗したらおしまい」
「ミスを犯したらいけない」
「常にトラブルは起こらないように予想しなければならない」

など、なにかとやり玉にあげられる「完璧主義」。

苦しんでいる人も多いです。

しかし、完璧主義が悪いわけではないんですよ。

ミスや失敗が許されない仕事もありますし。

なんでも中途半端にやりましょう、というのもどんなものかと。

問題なのは完璧主義的な思考によって、日常生活に柔軟性がなくなったり、さらに問題が大きくなったりすることです。

ミスを恐れて何度も書類を確認する
失敗を恐れて行動することを避け続け、苦しい状態のままでいる・・・など。

要するに、完璧主義によってうまくいっているのであればそれでいいですし、うまくいっていないのであれば変えましょう、ということなんです。

完璧でないことをやってみたらどうなるか?なんて実際にやってみてもよいでしょう。

簡単なようで難しいんですけどね。

少しずつでよいので柔軟な対応にチャレンジしてみてください。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます


摂食障害の家族の対応ー食事の口出しについて

浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。

摂食障害の家族の対応をどうすれば良いか?という方もいますよね。

大事なことの一つは、食べる・食べないについて家族が口出ししなことです。

「もっと食べなさい」
「もう少しふっくらしていた方がいいんだから」
「過食する原因はなんなの?」

とか。

そんなことをいっても「わかってもらえない」「うるさい」と思われてうまくいきません。

家族が説得しても駄目なんです。

摂食障害の場合、食事については専門家が口出しをすることはありますが、家族は口出しをしないことが必要です。

どうしたらいいかはケースバイケースです。

対応の一つとして本人がどうしてもらえたら楽なのか、どうしたら治療のお手伝いができるのか、などコミュニケーションをとってみてもよいでしょう。

食べればいい、食べなくなればいい、という単純な病気ではありません。

あせらずじっくりと治療していきましょう。

うつと不安のカウンセリング・認知行動療法ご希望の方は 浦和すずのきクリニックの受付、 または電話048-845-5566で「カウンセリングの予約」をして下さい。
他の病院に通院中の方、どこにも通院されていない方でもカウンセリングは受けられます