浦和すずのきクリニック、臨床心理士の鈴木です。
摂食障害に認知行動療法が勧められているということを知らない人が結構多いです。
どうしても摂食障害というと親子関係に「トラウマ」を見出して、その「トラウマ」を表現したり、処理することが治療と思われがちです。
「親にあやまってもらわなくては治らない」と専門家?から言われ、親子関係が悪くなっていっている人たちをたくさんみてきました。
残念なことです。
そのような方法は治療効果として科学的根拠はありません。
「本当?」って驚く人も多いです。
いろんなところでそのような「治療」が行われているので。
インターネットの時代ですので調べてもらえればわかります。
摂食障害に対して研究の上で治療効果がでているのは、
・認知行動療法
・対人関係療法
が主です。
いろんな心の病の治療法に共通していることですが、治療的効果がでているのは「これからどうしたらよいか」というアプローチです。
医療機関を受診しても、薬物療法以外で科学的根拠のある治療法を教えてくれるところはほとんどありません。
このため、自分自身で情報収集することが必要となります。
本当は医療機関がもっとこのような情報を出してもいいと思うのですが・・・。
全国に摂食障害で悩んでいる人はたくさんいます。
もちろん100%の人に効果がある治療法はありません。
それでもまずは治療効果の出ている治療法を受けることをおすすめします。
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